セオ商事の営業日誌

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セオ商事の営業日誌 〜 考えることから疎外されることの哲学 : 『フィルカル』Vol.5 No.…

分析哲学の専門雑誌『フィルカル』Vol.5 No.3の特集「哲学のニーズ」に寄稿させていただきました。哲学の専門ではない人からみた哲学への期待とはなにか?について、これまでの個人的な仕事や、セオ商事哲学事業部の活動を通して書いています。 書きながらこれまで感じていたことを言語化していったと…

ベストアルバム 2018

毎年恒例、セオ商事(というよりごく個人的な)ベストアルバム2018。今年は年末にかけて良いアルバムが次々と出て充実していました。改めて見ると邦楽を良く聴いていたかも? 1. BIGYUKI - Reaching for Chiron アルバム自体は2017年だけれど、今年観たライブが異次元にかっこよかった。このYoutube…

哲学カルチャーマガジン「ニューQ」を創刊しました。本日より全国書店にて順次発売!

いきなりですが雑誌を作りました! タイトルは「ニューQ」。"新しい問いを探す哲学カルチャーマガジン"というものです。12/20より代官山蔦屋、Shibuya Publishing(SPBS)はじめ、全国の書店で(流通の関係上じょじょに...)発売の予定です。 内容なのですが 「答え」より「問い」の方が面白い? …

女性エンジニア800人に囲まれて思ったこと

初めての一人旅に不安で半泣きになったり、成田空港でアイデンティティについて考え直させられたりといろいろあったが、どうにかこの滞在の主目的である Women Who Code のイベントにたどり着いた。世界中の支部リーダーが集まった1日目のワークショップと、ベイエリアの女性エンジニア800人が参加し…

単身渡米したら、日本人じゃなくなった

(前回はこちら) インターナショナル・スクールで育ったら万全の国際感覚が身につくかというと、そうではない。学校によってそれぞれ特色はあるものの、人種や経済階層の多様性をそこまで都合よく確保できないからだ。学費の高額なところなら必然的にエリートの子供が多くなり、キリスト教系の学校な…

気合いだけで単身渡米した

ひとりで埼玉より遠いところに行ったことがなかったので、自分のなかでは大きなチャレンジだった。たかが4泊でも、初めての単身渡米。出発の何日も前から不安と緊張に耐えきれず周りに弱音を吐くと、たいてい怪訝な顔をされた。 「え、英語できるのに……?」 いや、たしかに英語はできる。でもこの…

人工知能に煩悩を持たせるには? / 「人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇」 書評

特にエンジニアとしてDeep Learningや機械学習に取り組んでいる訳ではないのだけど、人工知能にとても興味を持っています。 なぜか? それは人工知能を考えることは「知能とはなにか?」「意識とはなにか?」という哲学的な問いを考えることでもあるからです。そのようなことに気づき、楽しく考える…

最強の"いいね"ボタンを考える / スペキュラティブUX

ある日、Twitter社から電話がかかってきて 「ハートマークは便利だけどTwitterらしさを失ってしまった。新しい"いいね"マークを提案してほしい」 と言われたらどうしよう。という人に言えない感じの悩みがあったのですが、答えが分かったのでそのことについて書きます。 デファクトスタンダードに合…

音声インターフェースを使うと性格が悪くなる?

先日、私と Amazon Echo Dot との間でこのような事件が起きた。 驚きと不快感の伴うインタラクションだったが、自分的なポイントは2つある。 1. ユーザの指示を理解したのに従わないという、ロボット原則に反するようなデザインに疑問を感じた 2. 人間に対しては言わないであろう「うるさい」という…

社会が見える英単語(3) — dog whistle

dog whistle 【名詞】ドッグ・ホイッスル 一部の人にだけ伝わるように使用される婉曲表現 大っぴらに言えない差別的なメッセージを、あからさまでない形で支持層に届けるための政治的な発言手法。人間には聞こえず犬だけに伝わる高周波の犬笛のように、見かけは差別用語ではないものの、特定の層に…